2019年度のIT導入補助金について
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さて、突然ですが、IT導入補助金という制度をご存知でしょうか?
中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際に、かかる費用の半額までを補助してもらえるという制度です。スタイルメントは昨年、支援事業者として16件のwebサイトに関する補助金交付申請をサポートし、サイトを制作させていただきました。先日、事業完了報告を一通り終え、来年度の申請についてちらほらご相談をいただいている状況です。
今回はIT導入補助金という制度の特徴や、2019年度の申請について現時点で分かっている情報を簡単にまとめましたので、ぜひご参考になさってください!
そもそもIT導入補助金ってどんな制度?
IT導入補助金は経済産業省の監督のもと行われている補助事業で、中小企業・小規模事業者に対して「ITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する経費の一部を補助することで、業務効率化・売上アップをサポートする」ものです。
他の補助金制度と比較して特徴的なのは
・支援事業者が間に入ってITツールの導入と各種手続きをサポートする
・web上で完結する申請手続き(書類の郵送などが不要)
といった点で、補助を受ける事業者の「手続きに関わる負担」が極力抑えられた制度だと言えます。
この手の補助制度は細かな規約や申請の手順を把握するまでが結構大変です(大変でした…!)が、一度やってみて理解してしまえば案外簡単にこなせるようになります。手続きに慣れた支援事業者を間に挟むことで、補助を受ける事業者のハードルを大きく下げながら、補助金を交付する側も案内の手間を減らせる、よくできた仕組みだと思います。
もちろん、支援事業者側にもメリットがあります。まず、支援事業者として認められることで、補助金を前提にした受注や追加の提案がしやすくなります。また、補助金のサイトに企業情報とITツールの情報が登録されるので、支援事業者を探している企業様からお問い合わせをいただくことも多々ありました!
2019年度は…補助金額が9倍!?
さて、そんなIT導入補助金ですが、来年度の概要がすでに一部発表されています。
(https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2018/181221yosan10.pdfより一部抜粋)
2018年度から大きく変わったのは、なんといっても「補助金額の上限」です。 2018年度の上限額は50万円だったので、なんと9倍(!)になっています。前回はITツール導入にかかる費用が100万円を超えた場合は、いくらかかろうとも50万円までの交付となっていたのですが、今回は900万円まではかかった費用に応じて半額まで交付を受けることが可能になります。
また、下限額も15万円から40万円に引き上げられています。補助率は変わらず1/2のままなので、2018年度の30万円~100万円に対して、2019年度は80万円~900万円と、補助対象として想定されるITツールの規模がかなり大きくなっていることが伺えます。
今後の動向について
その他の項目については、いま確認できる範囲では概ね前年度と同様と見受けられます。といっても詳細は現在調整中とのことなので、正式な発表を待たなくてはいけません。
スタイルメントとして特に気になっているのは、補助対象のITツールとして「webサイト制作」がどういった扱いになるか、という点です。2018年度はwebサイト制作単体でもITツールとして認められていたのですが、今回は交付額が大きくなったこともあり、別のITツールに付随するwebサイトのみ補助対象になるのではないか…という話もあるようです。
前年度と同様であれば、そろそろ詳細が発表される時期なので、引き続き情報を追いかけていきたいと思います。IT補助金に関するご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください!
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