2021年度の新卒・中途採用を制するツールの力

 

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新卒・中途採用を問わず、無視できないのが採用スケジュール。特に新卒採用において顕著で、企業側の計画的なアプローチやコミュニケーションが重要になります。どんなに自社が素晴らしくとも、学生や求職者に適切な時期に適切な形で情報を届けなければ意味がありません。採用に成功している企業は、どのような施策をとっているのでしょうか。

 

2021年卒の新卒採用と、現在の中途採用の動向

 まず、現在の新卒採用のスケジュールはどのようになっているのでしょうか。近年、日本経済団体連合会経団連)が「採用選考に関する指針」廃止を表明。今後は政府主導で新卒採用の時期決定が進められていくことが話題になりました。2021年卒の就活スケジュールも含めて当面は、これまでと同様「3月に各社が採用情報公開・エントリー受付開始」「6月に面接等の選考開始」を維持する見通しになっていますが、今後、大きく変わることもあるかもしれません。現在は4月の段階で内定を出している企業も少なくなく、世の中、競合企業、そして学生の動きを見ながら、採用スケジュールをうまく組み立てる必要があります。

 

 続いて中途採用ですが、新卒採用のように厳密なスケジュールはないものの、人手不足が続き「良い人材の採用」は激化を辿っているのが現状です。しかし中途人材の門扉は広がり、第二新卒といった数年で転職を希望する若手から、40代・50代以上の求職者まで、幅広い人材が転職市場にあふれているのも事実。適切な時期に適切なアプローチを行い、自社の魅力を存分に伝えることで、想像以上の能力を持った人材を採用することも不可能ではないのです。

時期に応じて、適切な採用ツールを整備せよ

・まずはじめに

 では実際に、どのようにアプローチをしていけば良いのでしょうか。まず取り組むべきは、企業の想いや考え、そして企業の魅力を伝える「採用サイト」がしっかりと整備されているかを検証することでしょう。ウェブサイトは24時間365日、自社の魅力を発信してくれる最大の広報ツール。いつ、誰が訪れてもいいようなコンテンツにしておくことが大切です。

・採用が本格化する3月までに

 次に、新卒採用ならば採用が本格化する3月までにやっておきたいのが、採用説明会などで使用するツールの整備。特に会社案内採用関連パンフレットなどは、説明会が終わった後に残る唯一の求職者との接点です。しっかりと作り込むことで、自社のことを知ってもらえるようにしましょう。

・選考活動解禁の6月までに

 そして、選考活動が解禁され、エントリーが開始する6月頃までには、動画コンテンツを用意するのもオススメしています。今では誰もがスマートフォンを持っていますし、動画コンテンツの視聴時間は年々増加。自社の動画を移動の隙間時間や自宅で視聴してもらえる可能性は大いにあります。映像だから伝えられることはたくさんありますから、しっかりと何を伝えるべきか、見極めながら制作にとりかかりましょう。

 

まとめ

 採用関連ツールはただ作ればいい!……というわけではありません。状況や段階に応じてどのような形態で発信すべきか、一つずつ検討しながら制作することで効果を最大限に発揮できます。場合によっては専門家に相談をしながら、今回ご紹介したツールを効率的に組み合わせ、自社の強み、魅力、そしてブランドを、学生や求職者に存分に伝えていきましょう。

 

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採用は、ブランディングで大きく変わる!

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 「人手不足」という言葉を聞くことが多くなりました。景気回復も後押しして、新卒・中途を問わず、多くの企業が採用活動を強めています。しかし、「良い人がとれない」「内定を出しても例年以上に辞退が多い」という声を聞くこともしばしば。採用が激化する時代において、どうすれば自社にとって最適な人材を獲得することができるのでしょうか。

 

大切なのは、本質的な企業価値を向上させること

 現在、日本の多くの企業が「人が足りない」状況に陥っています。しかし、今の日本は少子化が進み就労者が少なくなるとともに、転職も当たり前の時代に。今後、働き手が爆発的に増えることは予想し難いですから、新卒のみならず、中途人材の獲得においても苦労する局面は増えていくでしょう。

 そのような時流の中で、企業が「自社の理念や雰囲気に合致した人材」「信頼できる優秀な人材」を獲得するには、どうすればよいのでしょうか。

 

 その答えのひとつは、「本質的な企業の価値を向上させていく」こと。

 2010年に発刊された書籍『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか(ダニエル・ピンク著)』をご存知でしょうか。豊かな現代では、もはや待遇がモチベーションの核になることはなく、<自発的に仕事に打ち込むことができる内発的動機づけ=「やる気」の醸成が大切>だと、この本には書かれています。すなわち、「人が集まらないから給料をあげよう」といった、いわゆる「馬の鼻先にニンジンをぶら下げる」施策をとるのではなく、そもそもの魅力や価値を向上させることで「この組織で働きたい!」「この会社なら頑張れそうだ」と、求職者に強く感じてもらう会社にしていくことが今後は大切になってくるのです。

 

採用コンセプトを明確にし、発信する

 では、どのようにして企業の魅力・価値を向上させていくのでしょうか。ここで大切なのは、新しい何かを画策するのではなく、自社が持つ「らしさ」や「思い・考え」をきちんと整理すること。そして、採用におけるテーマ(=採用コンセプト)に落とし込み、求職者に届けていくことです。

 どんなに良い商品を作っていても、知ってもらい、使ってもらわなければ、その価値は伝わりません。同様に採用においても、自社はなぜこの事業を行っているのか、今後何をしていきたいのかを整理し、どのような会社なのかをきちんと言葉やビジュアルで発信していくことが、とても重要な時代なのです。

 発信の方法は様々ですが、現在の就活生や求職者は企業のコーポレートサイトを熟読し、採用に臨む傾向にあるので、自社のサイトを改善するのは最も有効な方法のひとつでしょう。採用向けコンテンツにおいて、自社の理念、社長のメッセージ、また会社の雰囲気や、商品・サービスにかける思いがきちんと整理・発信されているでしょうか。たとえ有名企業や上場企業でなくとも、きちんとこれらが整理・発信されていれば、自社が求める人材が応募する可能性は飛躍的に高まるのです。

 

まとめ

 サイトをキレイにするだけでなく、自社の思いや理念を整理しながら唯一無二の価値をを伝えていく一連の作業を「ブランディング」と言います。ブランディングは大手のみならず、中堅〜中小企業にも必要なこと。優秀なだけでない、自社で働くことに価値を感じ、社内のメンバーとともに成長をするような人材こそが、組織の成長には不可欠なのです。

 

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あなたのサイトは標準以上?標準以下?

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前回に引き続きアクセス解析に関する記事です。

stylement.hatenablog.com

これまで3回に分けて、アクセス解析のレポートを理解するためのキーワードについて解説してきました。まだまだ解説すべきキーワードはたくさんあるのですが、今回は少し趣向を変えてGoogleアナリティクスの機能をひとつ、ベンチマーク機能」ご紹介したいと思います。

…というのも、アクセス解析の用語解説では「この数値の評価はサイトの規模や目的によって変わります」というような表現がよく出てきます。実際そうなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、「結局、自分のサイトではどうなの?」という疑問が湧くのでは…と記事を書きながら感じていました。「ベンチマーク機能」を使えば、同業種の近しい規模のサイトの標準値と比較して、自分のサイトの数値を評価することができるようになります! 

ベンチマークレポートってどんなもの?

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ベンチマークレポートでは、自分のサイトが近しい業種、同じような規模の他サイトの標準値をどの程度上回っている/下回っているかが割合で表示されます。%表示の下に小さく書かれているのがそれぞれの実数値です。

全体的な数値の比較と、項目ごとに切り分けた数値の比較が確認できます。画像のレポートでは流入元ごとの数値を見ています。DirectはブックマークやURLの打ち込みなどの直接アクセス、Referralは他のサイトのリンクからのアクセス、Organic SearchGoogleやYahooなどの検索エンジンからのアクセスです。(流入元の分類は別途記事にまとめます!)

表内の数値が赤で表示されている箇所は、改善の余地があると考えられる項目です。緑の数値はサイトの優れている項目と言えます。(実はこのレポート、stylement’s blogのものなのですが、まだまだ改善すべき点がたくさんありますね…!)

 

ベンチマーク機能の使い方

それでは、実際にベンチマーク機能を使うための手順を解説いたします。(1)(2)については、初期設定で既に設定してある場合は特に変更する必要はありません。

Googleアナリティクスの管理画面の説明になるので、管理画面を扱われない方は読み飛ばしてください…!

(1)ベンチマーク機能を有効にする

ベンチマーク機能を使うためには、自分のサイトのデータをベンチマーク用のデータとしてGoogleに提供するよう設定する必要があります。

Googleアナリティクスの左側メニューの一番下にある「管理」の項目を開いて「アカウント設定」に進みます。データ共有設定という見出しの中にある「ベンチマーク」のチェックボックスにチェックを入れることで、ベンチマーク機能が有効になります。

(2)業種を選択する

ベンチマーク機能を有効にした後、一度「管理」の項目に戻って「プロパティ設定」の項目を開いて、「業種」のメニューから自分のサイトの業種を選択します。

(3)ベンチマークレポートの設定をする

Googleアナリティクスの左側メニュー 、「ユーザー」内にある「ベンチマーク」からベンチマークレポートの画面に進むことができます。チャネル/地域/デバイスの3種類のレポートが選べますが、チャネル(=流入元)のレポートから入るのが分かりやすいと思います。

レポート画面上部に、比較対象とするサイトを定義するための3つの項目が設定できるので、できるだけ自分のサイトに近いものを選択します。

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  • 業種:(2)で選択したものから更に細かく絞った業種から選ぶことができます。
  • サイズ:1日のセッション数から測られるサイトの規模です。
  • 国/地域:任意入力ですが、国内やアジアなど比較地域を絞ることができます。

以上の設定が完了すると、近しい業種・規模のサイトの標準値(ベンチマーク)と自分のサイトの数値を比較したレポートが確認できる状態になります。

 

 

■注意点とまとめ

さて、ベンチマークレポートの見方と設定方法について簡単にではありますが説明させていただきました。最後にいくつか注意点を挙げておきます。

比較対象はあくまで標準値なので、自分のサイトの特徴を踏まえて数値を比較することが大切です。標準と比べて低い数値が出ているからといって、必ずしも悪い状況とは限りません(逆もまた然り)。はじめのうちは、細かな差を見るというよりは、標準と比べて極端に大きい/小さい数値がないかを確認するようなイメージで扱うのが良いと思います。

ベンチマークレポートはGoogleアナリティクスのアカウントさえあれば気軽に自分のサイトの立ち位置を確認できる便利な機能です。見たことがないという方は、ぜひ一度お試しださい!

 

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webサイト「しっかり」見られていますか?

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 今回はアクセス解析の用語解説の続きになります。

stylement.hatenablog.com

前回は「サイトがどのぐらい見られているのか」という基本的な数字を知るための、PV数/セッション数/ユーザー数という3つの指標について解説しました。

今回は「サイトがどのぐらいしっかり見られているか」を知るための指標になります。

 

直帰率

直帰率webサイトの第一印象がもっとも分かりやすく数字に現れる指標です。最初に訪れた1ページのみを閲覧して、他のページを見ずにwebサイトから離脱することを「直帰」と呼びます。直帰数をセッション数で割るとサイト全体の直帰率がわかります。

例外はありますが、基本的に直帰率が高い≒ユーザーのwebサイト全体への興味が薄い」ということなので、原因を究明して改善策を講じる必要があります。

訪れるユーザーとコンテンツのミスマッチが起こっている場合や、他のページへ誘導する案内が不十分な場合、webサイトがユーザーの閲覧環境に対応しておらず表示にトラブルがある場合、単純にコンテンツのクオリティが低い場合など…直帰率が高くなる原因は様々です。

 

■回遊率

 回遊率はwebサイト1回の訪問で平均何ページ見られているかを測るものです。こちらは直帰率とは逆に「回遊率が高い≒ユーザーのwebサイト全体への興味が強い」と考えられる指標になります。

PV数をセッション数で割ることでもとめられます。前回の記事をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、「平均ページビュー」とも呼ばれる指標で、GA上では「ページ/セッション数」として表示されます。

 

■平均滞在時間

 webサイトを見るのにどのぐらい時間をかけているかを知ることができます。基本的に「平均滞在時間が長い≒ユーザーがwebサイトの内容を読みこんでくれている」と考えられます。セッション単位で見る場合とページ単位で見る場合があります。

滞在時間はコンテンツの特徴やユーザーの属性によって差が大きいため、平均化された数字を一つ見るだけでは良し悪しの判断が難しいです。施策の前後で推移を確認したり、ページごとの数字を比較したりすることで捉えやすくなります。

計測の仕組み上、最後に閲覧されたページの滞在時間は計れないようになっています。開きっぱなしで放置された時間などを含めないようにするためですね。

 

■ちなみに……

「直帰」は必ずしも悪いものではありません。一つのページでしっかり満足してもらえれば良い場合や、外部サイトに飛ばすことを目的としたページでちゃんと目標を達成している場合などがあります。サイトの内側を調整することでそう言った閲覧が直帰に含まれないよう設定することもできます。

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以上の3つが「サイトがどのぐらいしっかり見られているか」を手早く知りたい時に役に立つ指標たちです。レポートなどをご覧になる際に、全体のボリュームと併せてこのあたりも読めるようになるとよりサイトへの理解が深まるはずです。ぜひ、目をとめてみてください。

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補助率2/3!web制作につかえる補助金のはなし

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今回は以前お伝えした補助金についての続報です。

stylement.hatenablog.com

先日、詳細が発表されたIT導入補助金ですが、残念ながらwebサイトの制作は補助対象から外れてしまいました。とはいえ、webサイト制作に補助金が利用できなくなったわけではありません。

今年度はIT化の取り組み具合に応じて3種類の補助金制度が案内されるイメージになっているようです。webサイト制作はその中でも最も基礎的なIT化に取り組む企業に向けられた「小規模事業者持続化補助金」が補助対象となっています。

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■小規模事業者持続化補助金とは?

現時点(4/10)で今年度の要綱が発表されていないのですが、大枠は去年と同様になるはず…とのことなので、前年度の情報から概要をまとめました。

  • 経営計画に基づいて実施する販路開拓等の取り組みに対し、原則50万円を上限に補助金(補助率2/3)が出ます。
  • 計画の作成や販路開拓の実施の際、商工会議所の指導・助言を受けられます。
  • 小規模事業者が対象です。
  • 申請にあたっては、地域の商工会議所へ「事業支援計画書」(すべての事業者)、「事業承継診断票」(代表者が60歳以上のすべての事業者)の作成・交付を依頼する必要があります。依頼はお早めにお願いします。

(引用:平成29年度補正予算 小規模事業者持続化補助金 :: トップページ)

補助額:~50万円
補助率:2/3
補助対象経費:HP作成、決済・会計ツール、外国人対応ツール(翻訳ツール)など
補助対象者:小規模事業者

 

書類を揃えて申請→審査→交付決定→事業実施→報告→補助金交付

という大きな流れはIT導入補助金と変わらず、

  • 発注できるのは審査に通って交付が決定した後
  • 補助金が交付されるのは一度支払いを済ませて報告した後

という注意点も同様です。

 

■IT導入補助金と比べた大きな違いは?

(1)「小規模事業者持続化補助金」は補助対象が「小規模事業者」のみ

IT導入補助金の補助対象が「中小企業・小規模事業者」だったのに対し、こちらは制度の名称にもあるように「小規模事業者」のみが対象となっています。どこまでが小規模にあたるのかについては、「従業員の数が20人以下」という条件が一番イメージしてもらいやすいかと思います。

条件に当てはまる小規模事業者の方にとっては競争相手(?)が減って、また、より自分たちの実態に即した制度になるので大きなメリットであると言えそうです。

※宿泊業・娯楽業以外のサービス業、卸売業、小売業の場合は5人以下

 

(2)「小規模事業者持続化補助金」は補助率が高い!

補助額の上限自体は50万円までと、昨年度のIT導入補助金と同様です。ただ、IT導入補助金の補助率が1/2までだったのに対し、こちらは2/3と補助率が高めになっています。

IT導入補助金で上限50万円の補助を受けるためには100万円以上の補助対象事業を行う必要がありましたが、こちらは75万円の事業で50万円までの補助を受けることが可能です。

 

(3)「小規模事業者持続化補助金」は申請に支援事業者を挟まない

小規模事業者持続化補助金は、補助金を交付する「補助金事務局(商工会議所)」と、交付を受ける「補助事業者」が直接やり取りをする制度になっています。書類作成や申請内容のサポート先が直接「補助金事務局」になるのは一長一短ありそうです。

また、IT導入補助金では、サイトに登録されている支援事業者の中から条件を指定して依頼する企業を検索することができましたが、こちらはあてがない場合、自力で補助金に理解のある事業者を探す必要があります。

 

■スタイルメントは補助金を活用したwebサイト制作をお手伝いします!

今年度の「小規模事業者持続化補助金」の申請に対して、スタイルメントが具体的にどのようなお手伝いができるかは近日中に発表される詳細次第ですが、できる限りのサポートをさせていただくつもりです。(少なくとも、概要のご説明や、補助金について理解した上サイト提案などではお力になれるはずです!)

補助金を利用を視野に入れたサイト制作のご相談はすでに受け付けていますので、ご興味をお持ちの方は下記のフォームからお気軽にお問い合わせください!

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祝!2019年度スタイルメント入社式

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4月1日、スタイルメントでは5人の新入社員を迎える入社式を行いました。

弊社ではオフィスが入っているビルの7階でセミナールームを運営しているのですが、社内の集まりで7階を使う機会はそれほど多くないので、新鮮でした。今年は新元号の発表もあって、例年よりも新しいスタートを強く意識する新年度初日だったと思います。

 

入社式の中で語られていた「失敗を恐れず成長の糧にしていってほしい」というメッセージが印象的で、自分が入社した時のことを思い出しました。私は入社したての頃、本当に何をやるにも緊張していて、失敗を大切にする社風に救われていたのを覚えています。

迎える側になってみると、新しく入った人が何に戸惑ってどこでつまづくのかに業務を改善するための発見があったりして、「小さな失敗ならむしろどんどんしてほしい」というのは、あながち緊張をほぐすための建前というわけでもないんだと気づきました。

 

このブログも開始当初から裏で小さな失敗をいくつも経験しながら更新しています。今後もより良い形で記事をお届けできるよう改善していきますので、よろしくお願いいたします。

(もし目に見える失敗がありましたら、フォームからこっそり教えていただけるとありがたいです…!)

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3つのキーワードから始めるアクセス解析

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以前、なぜwebサイトの運用にアクセス解析が必要なのか、そしてアクセス解析で何が見えるようになるのかという話を記事にしました。

stylement.hatenablog.com

アクセス解析のデータを見たほうが良さそうなことは何となくわかった…とはいえ、いきなり数字を見ても何が何やら…となってしまうのではないでしょうか。

今回は「サイトがどのくらい見られているのか」という最も基本的なデータを知るための3つの用語(PV数/セッション数/ユーザー数)をご紹介します。この3つさえ理解していれば、(ものすごくざっくりではありますが)とりあえずwebサイトの状況を把握することができるようになります。また、この3つを抑えておくことで、他の用語についても理解しやすくなるはずなので、ぜひ覚えてみてください。

 

■PV数/セッション数/ユーザー数

(1)PV数 

ページビュー数の略で、サイト内でページが閲覧された数を計測します。ページが読み込まれるたびに計測されるので、ページを更新したり、ブラウザの戻る/進むボタンで同じページが読み込まれたときも1PVとして数えられます。

(2)セッション数

セッション数は訪問数とも言い換えられ、サイトにアクセスしたユーザーがサイトから離脱するまでを1セッションと数えます。1回の訪問で100ページ閲覧した場合も、1ページだけ見てサイトから離れた場合も、どちらも1セッションです。

(3)ユーザー数

サイトを訪問したユーザーを数えます。正確にはユニークユーザー数(UU数)といって、延べ人数ではなく実人数を数えるようになっています。期間内に同じ人が何度訪問しても、初回以降はユーザー数のカウントは増えません

※同一人物かどうかの判断は閲覧に使っているブラウザに蓄積される情報をもとに行う為、一人のユーザーがスマホとPCでサイトを訪問した場合に2ユーザーとして数えられたり、逆に複数人が一つのPCでサイトを訪問した場合でも1ユーザーとして数えられます。

 

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なんとなくイメージが掴めるでしょうか…。私の場合は、訪問数という言葉から、サイトを一つの大きな建物だと考えることで少しイメージしやすくなりました。

どの指標を「サイトがどのくらい見られているのか」を測るアテにすればいいのかは場合によりけりなのですが、基本的には「セッション数」を基準に考えるのがユーザーの行動と出てくる数値のイメージにずれが少ないはず…です!

 

■ちょっとだけ応用編…

アクセス解析の数値のボリューム感や、数値の持つ意味はサイトによってまちまちです。過去の数字と比較して目標を設定したり、複数の指標をかけ合わせることで数値に意味を見出すことが重要です。

今回ご紹介した3つの指標も、それぞれをかけ合わせることで新たな意味を見出すことができます。

PV数÷セッション数

→1回の訪問につき平均何ページ見られているか(平均ページビュー) 

セッション数÷ユーザー数

→ユーザーが期間内に平均何回サイト訪れているか

PV数÷ユーザー数

→1人あたり平均何ページ見ているか

これらの数値をどう捉えるべきかはサイトによって変わってきます。例えば、メディアサイトで平均ページビューの数値が高ければ1回の訪問で多くの記事を見てもらえていて良い傾向だと考えられそうですが、製品のサポートサイトで平均ページビューがあまりに高いような場合、適切な案内ができておらずユーザーを迷わせてしまっているかもしれません。

 

■まとめ

PV数:ユーザーが閲覧したページの総数

セッション数:ユーザーがサイトに訪れた回数

ユーザー数:サイトに訪れたことがあるユーザーの人数

 

ちなみにこれらの数値、どんなときでも必ずPV数≧セッション数≧ユーザー数となります。この関係性をすんなり飲み込めた方は、3つの用語をバッチリ理解できているとはずです。ここまで記事を読んでいただけた方は、ぜひ試しに自社のサイトのアクセス解析のデータを見てみてください。きっと何か発見があるはずです!

他の用語についても、どうやって活用していくかとあわせて記事にしていきたいと考えているのでよろしくお願いします!

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