スタイルメント22周年のご挨拶

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おかげさまで、3月18日(月)にスタイルメントは創立22周年を迎えました。

創立から現在に至るまで、スタイルメントではブランディングに根差したデザインを提供してまいりました。デザインそのものの本質的な価値が変わらず存在する一方で、デザインを取り巻く環境やデザイン会社に求められる役割は変化し続けてきました。この22年間は、そういった時代の変化に適応していく日々でもありました。

 

創立当初は「斬新で質の高いビジュアルを追求すること」がスタイルメントを含めたデザイン会社に求められるものであったように感じます。デザイナー同士は個々人の技術や感性をぶつけ合ってよりキレのあるデザインを生み出すために切磋琢磨するような関係でした。

一方、現在スタイルメントに求められているのは「一つ一つのブランドにふさわしい表現を考案し形にすること」だと考えています。一つのブランドに対してベテランから若手まで様々な視点を取り入れることで、チーム単位で一つの成熟したクリエイティブにまとめ上げてるような体制になっています。

 

23年目も、新しい技術や考え方を取り入れて皆様の期待に応えられる価値を提供して参ります。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

株式会社スタイルメント 代表取締役 野村太郎

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stylement’s blogにアクセスいただきありがとうございます。

22周年ということで代表からのご挨拶をお伝えしました。

今後ともよろしくお願いいたします!

 

アクセス解析で可能になる3つのこと

stylement’s blogにアクセスしていただきありがとうございます。

 

今回はアクセス解析についての話です。

アクセス解析というと、見慣れない専門用語や大量の数字・グラフが並ぶ難しいもの、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

・そもそもなぜアクセス解析が必要なのか

・定期的なアクセス解析でなにが可能になるのか

というポイントをまとめたので、苦手意識を払しょくする、あるいは興味をもつきっかけにしていただければ幸いです。

 

■そもそもなぜアクセス解析が必要なのか

アクセス解析の数字を見なくても、webサイトの状況は把握できるし改善点は見つけられる」という考えは間違ってはいるわけではありません。実際に、サイトを訪問して分析することで得られる情報はたくさんあります。しかし、それだけでwebサイトの運営や改修を行うのは危険です。というのも、サイト上で確認できる情報は限定的なものだからです。

レストランに例えてみると、下図のような感じになります。

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ざっくりいうと、アクセス解析を行わないとwebサイトの「繁盛具合」が分からないのです。自分の持つお店にお客さんがどのぐらい来てくれているか、どれだけ売上をあげているかを把握できない、と考えると必要性が分かりやすいのではないでしょうか。

 

定期的なアクセス解析でなにが可能になるのか

アクセス解析は基本的に継続してレポートを取り続けることが望ましいです。継続的なアクセス解析によって、大きく以下の3つのことが可能になります。

1.サイトの現状を正しく理解できるようになる

アクセス解析の数値を単発で見ても、それが良いのか悪いのか判断がつかなかったり、見る人によって感じ方が違ったりします。定期的に数値を確認することで「何がそのwebサイトの標準値か」を判断基準に、現状を正しく理解して共有できるようになります。

2.施策の計画・予測に役立てる

継続して定期的に数値を追っていくことで、webサイト上の動向に予測を立てられるようになります。「例年の同時期と比較して数字の伸びが悪ければ施策のタイミングを早める」など的確な運用が可能になります。

3.目標の達成状況を確認する

目標を達成できているかどうか、目標の達成のために何が不足しているかを数値で確認できるようになります。定期的に確認することで、すでに達成している目標に対して余計な予算をかけることや、目標の達成が難しいまま施策を続行するというような状況を防ぐことができます。

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いかがでしたでしょうか。

アクセス解析がどういうものかを理解するだけでも、数字の見え方やレポートに対する問題意識が結構変わってくるのではないでしょうか。細かい用語の解説などは、私自身が知識をつけながら改めて記事にまとめていければ、と考えています。

 

スタイルメントでもアクセス解析レポートのサービスを行っているので、ご興味のある方は下記のフォームからお問い合わせ(または配信メールへのご返信)をいただければ幸いです。

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2019年度のIT導入補助金について

stylement’s blogへアクセスいただき、ありがとうございます!

さて、突然ですが、IT導入補助金という制度をご存知でしょうか?

中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際に、かかる費用の半額までを補助してもらえるという制度です。スタイルメントは昨年、支援事業者として16件のwebサイトに関する補助金交付申請をサポートし、サイトを制作させていただきました。先日、事業完了報告を一通り終え、来年度の申請についてちらほらご相談をいただいている状況です。

今回はIT導入補助金という制度の特徴や、2019年度の申請について現時点で分かっている情報を簡単にまとめましたので、ぜひご参考になさってください!

 

そもそもIT導入補助金ってどんな制度?

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IT導入補助金経済産業省の監督のもと行われている補助事業で、中小企業・小規模事業者に対して「ITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する経費の一部を補助することで、業務効率化・売上アップをサポートする」ものです。

 参考:平成29年度 IT導入補助金 ポータルサイト

 

他の補助金制度と比較して特徴的なのは

・支援事業者が間に入ってITツールの導入と各種手続きをサポートする

・web上で完結する申請手続き(書類の郵送などが不要)

といった点で、補助を受ける事業者の「手続きに関わる負担」が極力抑えられた制度だと言えます。

この手の補助制度は細かな規約や申請の手順を把握するまでが結構大変です(大変でした…!)が、一度やってみて理解してしまえば案外簡単にこなせるようになります。手続きに慣れた支援事業者を間に挟むことで、補助を受ける事業者のハードルを大きく下げながら、補助金を交付する側も案内の手間を減らせる、よくできた仕組みだと思います。

もちろん、支援事業者側にもメリットがあります。まず、支援事業者として認められることで、補助金を前提にした受注や追加の提案がしやすくなります。また、補助金のサイトに企業情報とITツールの情報が登録されるので、支援事業者を探している企業様からお問い合わせをいただくことも多々ありました!

 

2019年度は…補助金額が9倍!?

 さて、そんなIT導入補助金ですが、来年度の概要がすでに一部発表されています。

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(https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2018/181221yosan10.pdfより一部抜粋)

2018年度から大きく変わったのは、なんといっても補助金額の上限」です。 2018年度の上限額は50万円だったので、なんと9倍(!)になっています。前回はITツール導入にかかる費用が100万円を超えた場合は、いくらかかろうとも50万円までの交付となっていたのですが、今回は900万円まではかかった費用に応じて半額まで交付を受けることが可能になります。

また、下限額も15万円から40万円に引き上げられています。補助率は変わらず1/2のままなので、2018年度の30万円~100万円に対して、2019年度は80万円~900万円と、補助対象として想定されるITツールの規模がかなり大きくなっていることが伺えます。

参考:中小企業庁 中小企業対策関連予算

 

今後の動向について

その他の項目については、いま確認できる範囲では概ね前年度と同様と見受けられます。といっても詳細は現在調整中とのことなので、正式な発表を待たなくてはいけません。

スタイルメントとして特に気になっているのは、補助対象のITツールとして「webサイト制作」がどういった扱いになるか、という点です。2018年度はwebサイト制作単体でもITツールとして認められていたのですが、今回は交付額が大きくなったこともあり、別のITツールに付随するwebサイトのみ補助対象になるのではないか…という話もあるようです。

前年度と同様であれば、そろそろ詳細が発表される時期なので、引き続き情報を追いかけていきたいと思います。IT補助金に関するご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください!

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「Google しごと検索」って?

アクセスありがとうございます、stylement’s blogです!

今回はGoogle しごと検索」についての記事です。

Google しごと検索」は2019年1月23日(水)に開始しました。海外では「Google for jobs」という名前でスタートしていたもので、企業が求人媒体や自社サイト内に掲載している求人情報が検索結果に表示されるようになります。

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引用元:Google しごと検索で、仕事探しをもっとスムーズに!

 採用活動のあり方を大きく変えるとも言われている「Google しごと検索」ですが、いったい何が従来の求人媒体と違うのか、特徴を大きく3つに分けてまとめてみました。(2019年2月27日時点の情報をもとにしているので、今後動きがあれば追いかけていきます!)

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その1 「Google しごと検索」は、目立つ!

Google しごと検索」が従来の求人媒体と明確に違うポイントは、Googleの検索結果画面に求人情報が表示されるという点です。「広告エリア(+最上位の一般検索結果)」と「一般検索結果エリア」の間に表示されるようで、一般検索結果よりも上にアイコンつきで枠をとって表示されるため、非常に目立ちます。「Google しごと検索」サービスページ内には多くの求人情報が掲載されていますが、検索結果画面には上位3件の求人情報だけが表示されます。 

 

その2 「Google しごと検索」は、広告ではない!

非常に目を引く「Google しごと検索」ですが、あくまでGoogleの検索サービスのひとつで、広告ではありません。したがって、一般的な求人媒体とは違い掲載に費用はかかりません。

裏を返せば、単純に費用を投下して掲載順位を上げるような施策は打てないと言えます。また、基本的に求人情報を探していないと思われるユーザーの検索結果画面に表示されることもありません。

 

その3 「Google しごと検索」は、ユーザー目線!

Google しごと検索」では一般検索結果と同じように、Googleの基準で検索ユーザーにとって有益だと判断された求人情報が上位に表示されるような仕組みになっています。

求人情報の詳細では企業に対しての口コミ情報が一覧で確認できたり、ユーザーのGoogleアカウントの情報と同期して自宅から職場までの地図や時間が表示されたりと、求職者目線で「知りたい!」と思う情報がまとめられています。

 

…以上が、「Google しごと検索」の特徴です。

総じて、企業側で制御しきれない部分はあるものの、仕事を探すユーザーにとって非常に便利につくられている印象です。ユーザーフレンドリーであることは、応募に踏み切ってもらう上で重要なことですし、何よりGoogleの検索結果に自社サイトの求人情報を表示できるというのは企業にとっても大きなメリットです。

Google しごと検索」によって「採用活動がどのように変わっていくのか」「企業側にどんな対応が求められるか」…等、踏み込んだ内容については今後、何度かに分けて記事にしていきたいと考えています!

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スタイルメントでは以前より自社の採用サイト・採用ページをもつことをブランディングの観点からお勧めしてきました。「Google しごと検索」の登場で、情報が充実した自社の採用ページを持つ重要性は今後ますます増していくと考えれられます。

www.stylement.co.jp

こちらにスタイルメントが制作した採用サイトの事例やコンテンツについてまとめてありますので、ぜひご覧ください!

印刷のはなし

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アクセスいただきありがとうございます!

stylement’s blog、第3回の更新です。

 

 さて、スタイルメントでは今年オンデマンドの印刷機を導入して、名刺やパンフレットなどを社内で印刷して納品までできる一貫体制を整える予定です!

実際にオンデマンド機の印刷ノウハウを勉強するのは大変そう…なのですが、デザイン会社にとって、技術の進歩にあわせて変化する社会のニーズに対応していくのは欠かせないことなのです。

というわけで、制作したデザインを印刷できるようにするまでの技術とニーズの変化について勉強させてもらったので、まとめてみました!

 

(1)デザインをすることだけが求められていた時代

~指定原稿での入稿~

この方式がメインだったのは30年近く前の話らしく、ちょっとイメージしづらいかもしれません。当時は制作したデザインを印刷用の「版」におこすために、製図用の紙の上にロゴやテキストなどを乗せて印刷線や寸法を記載した「版下」と呼ばれる原稿を作成していました。版下の作成には写植などの専門的な技術が必要なため、デザイン会社はデザインを版下作成用の「指定原稿」に起こしたものを版下制作会社に入稿して、印刷できる形に整えてもらっていました。

■印刷までの流れ

デザイン会社→版下会社→印刷会社

■求められるもの

デザイン+指定原稿作成のノウハウ

 

(2)デザインを印刷データ化するところまで求められる時代

DTP(デスクトップパブリッシング)~

PCや制作ソフトの進歩に伴って、DTP(デスクトップパブリッシング)、デザイン~印刷用のデータ作成までをPC上で一貫して行う方法が普及しました。現在では当たり前になっていますが、画面に表示されているデザインをそのまま印刷できるというのは革新的なことでした。この流れに対応するために、PCや制作ソフトの操作スキルがデザイナーには求められるようになりました。

■印刷までの流れ

デザイン会社→印刷会社

■求められるもの

デザイン+DTPのノウハウ

 

(3)デザインから印刷まで一貫して行うことが求められる時代

~社内で印刷~

デジタル印刷技術の発展によって、オフィスに置けるようなコンパクトなオンデマンド機でも、少部数の名刺やA4サイズの印刷物であれば実用的なクオリティで印刷できるようになってきました。印刷技術への理解が求められますが、試し刷り~納品用の印刷まで社内で完結できるようになるため、スピーディーにお客様に納品できるようになります。

■印刷までの流れ

デザインから印刷までデザイン会社で!

■求められるもの

デザイン+印刷のノウハウ

 

……という流れで、より踏み込んだ領域の仕事がデザイン会社に求められるようになってきました。皆様のご期待に応えられるよう、どんどん新しいノウハウを吸収してまいりますので、よろしくお願いいたします!

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デザインの4大原則って?

アクセスいただきありがとうございます。stylement’s blog、第2回更新です!

 

申し遅れましたが、ブログの更新を担当する営業企画部の江藤と申します。今後、社内で学んだことや代表からのメッセージを記事にしてお伝えしていきます。

 

今回は「デザインの4大原則」という基礎的な考え方についてです。 

「近接」「整列」「強弱」「反復」。これら4つの原則を知っておくだけでデザインを見る目が養われるようになるだけでなく、ちょっとした資料やレポートを作成する際に意識することで、格段に見栄えよくわかりやすい形にまとめられるようになる…そうです。では、それぞれどういったルールになるのか、ひとつずつ見ていきます!

 

(1) 近接:関係する情報どうしを近づける

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人は位置が近いもの同士を「関係があるもの」だと認識します。関係性に従って位置を整理するだけで、視覚的に理解しやすいレイアウトになります。デザインに限らず、「グループでまとめる」という整理方法は企画書の作成などにも有効です。

 

(2) 整列:要素に一体性を持たせて組織化する

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整列のポイントは「見えない線」でつなげることです。要素を整列させる事でデザインに統一感が生まれ、「近接」と同様に視覚的に理解しやすい組織化されたデザインになります。

 

(3) 強弱:情報に優先度つけ、違いを明確にする

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要素にはっきりと強弱をつけることで、情報を理解するスピードが早くなり、「直感的に伝わるデザイン」を作ることができます。また、適切な強弱をつけることで、抑揚によるリズムが生まれ、心地よいと感じさせる効果もあります。

 

(4)反復:特徴的な要素を繰り返すことで一貫性を持たせる

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色や線、モチーフ、レイアウトなど、デザインの中で同じ要素を繰り返して使うことで一貫性が生まれます。ページをまたいでヘッダやタイトルのデザインを統一する手法は、UIデザインの基本になっています。一貫性を持たせたスタイルやルールのことを「トーン&マナー」と呼ぶこともあります。

 

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どうでしょう、以上が「デザインの4大原則」になります。これらの原則はデザインに限らず「わかりやすく整理する/伝える」という根本的な考え方に通じるものなので、いくつかは既に実践されている項目もあったのではないでしょうか。

 

デザインの現場では、例でお見せしたレイアウト設計だけでなく、ビジュアル選定やアイデア出しまで、多くのレベルでこれらの原則を意識的に、あるいは無意識レベルで取捨選択して組み合わせることでクリエイティブに落とし込んでいきます。個々のクリエイティブに対して、「デザインの4大原則」をはじめとしたデザインの規則をいかに最適な形で用いて表現していくか…というのがデザイナーの腕の見せ所と言えます!

 

少し長くなってしまいましたが、ここまでご覧いただきありがとうございます。今回の記事をまとめる際、自分なりに「デザインの4大原則」をいくつか意識してみました。見やすい記事になっているといいのですが…。

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ブログはじめました。

こんにちは。株式会社スタイルメントです。

 stylement's blogにアクセスいただきありがとうございます。

この度、スタイルメントが皆さまにとって少しでもお役に立てる、身近な存在になれるように、との思いからブログを開設いたしました。

 

私たちスタイルメントは、ブランディングからコミュニケーションデザインまで、様々なクリエイティブをお客様に提供するデザイン会社です。

www.stylement.co.jp

このブログでは、今年で23年目になる歴史の中で培われた「ブランディング」や「デザイン」のノウハウから、代表の野村のアンテナにかかったトピックスまで、幅広い情報をお届けしていきます。

 

ブランディングにおいてネーミングは非常に重要な要素ですが、「まずは分かりやすさ重視!」ということでこのブログは「stylement's blog」というシンプルな名前でスタートしました。この先、更新を重ねる中でネーミングが変わったり、デザインが変わったりと、色々な可能性を試しながらひとつのブランドが確立されていく様子をお見せできたらいいなぁ…と考えています。

 

もちろん、一つ一つの更新も「記事を開けば何か得るものがある」、そんなブログにしていきますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします!